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伊藤聡美(デザイナー)の経歴や年収は?羽生結弦の衣装の値段についても

フィギアスケートの魅力といえば、素晴らしい演技とともに衣装だって見所です。

選手や曲に合った数々のキレイな装飾が施された衣装。

実はこの衣装で「特に素敵だなぁ」と思ったら伊藤聡美さんがデザインしたといっても過言ではないそうです。

 

選手やコーチにはよくフォーカスされますが、衣装を手掛けたデザイナーさんが表に出てくることはなかなかないですね。

今回は多くのフィギュアスケート選手の衣装を手掛ける、伊藤聡美さんの経歴年収衣装の値段などについて紹介していきたいと思います。

 

伊藤聡美の経歴やプロフィール

それでは、まずは伊藤聡美さんの簡単なプロフィールから。

本名:伊藤 聡美(いとう さとみ)

生年月日:1988年5月31日

年齢:30歳(2019年1月時点)

出身:千葉県

 

30歳てお若いですね。

普段は注目されないフィギュアスケートの衣装を手掛けるデザイナーさんの中でも、最近話題の伊藤聡美さんはもっと年配の方かと思っていました。

 

通っていた高校に装飾課があって、そのまま装飾の専門学校に通いたいと思われていたそうです。

色んな専門学校の見学に行った中で、高校の先輩や卒業コレクションで学校のテイストが出ていることで、2007年 ESMOD (エスモード) ファッションクリエイティブ学部 総合学科に入学されます。

実は厳密にいうと専門学校を卒業されていません。

 

在学2年生の頃に神戸ファッションコンテスト2008に受賞した後、3年生にはならずにイギリスのノッティンガム芸術大学に1年半留学します。

このイギリス留学中に将来のことを考えるようになり、好きだったフィギュアスケートの衣装に携わりたいと考えるように。

実は元々はフィギュアスケートの衣装デザイナーではなく、モードの世界に行きたいと思われていました。

ただ、専門学校に入学された時の最初の自己紹介で「趣味はフィギュアスケート観戦」と言っており、授業が終わった後にバズーカと課題を持って試合観戦するために遠征もされています。

なので、モードの世界にも興味がありつつ、フィギュアスケートの衣装にも興味があったことが伺えますね。

 

帰国後は、ダンスウェアを手掛ける老舗ブランドのチャコットという会社に就職され、2015年に独立されています。

 

衣装の値段

2017〜2018年のシーズンで50着以上の衣装を手掛けた伊藤さん。

衣装は最初に刺繍を置いて3000〜5000個の石を使用するので、1日あたり13〜15時間作業しても、仕上げには3〜7日くらいかかるそうです。

 

伊藤さん自身のメインの作業はデザインと装飾で、パタンナーが2人・パターンから縫製までが2人・縫製だけ請け負う人が2人・ラインストーンをつける人が1人います。

本当に信頼する人にしか頼まず、自分が大きくデザインに携わっている衣装は絶対に1人で仕上げるそうです。

 

伊藤聡美さんの会社のホームページでは『男女とも20万円前後から受け付けております』とあるので、オーダーで衣装を手掛ける場合は最低20万円はかかります。

プロだけではなく、一般の方の衣装も手掛けられているので、誰でも伊藤聡美さんがデザインした衣装を着ることができます。


また、プロのフィギュアスケーターの衣装で世界大会レベルともなると、衣装代だけで100万円するのは有名な話です。

なので、伊藤聡美さんが世界レベルで携わる時は100万円前後することでしょう。

それだけ、フィギュアスケートにとって衣装が重要かよく分かります。

 

羽生結弦選手の衣装について

羽生結弦選手の場合は、凝ったデザインで100万円、シンプルなもので50万円前後として、ショートとフリーで1着ずつ。

また、予備の衣装もワンシーズンで4着揃えないといけません。

年間で衣装代だけで400〜500万円かかる計算になります。


これらの羽生結弦選手の衣装は記憶に新しいのではないでしょうか??

特に『SEIMEI』の衣装は、「羽生結弦選手といったらコレ!」と思える衣裳です。

 

これらの衣装代に遠征費やコーチの給料、施設使用料などを合わせると、庶民が手を出せる競技ではないかもしれませんね。

 

伊藤聡美の年収は?

伊藤聡美さんは年収を明らかにされていません(当たり前ですがww)。

なので、予測になりますが

3〜5年目

実際にデザインもするし、台本を読み解いて自分のイメージを形にしていきます。

『他のメンバーとの折り合いも大事』とあるので、全て任されるような立場ではないかと。

年収は300〜400万円ほど

6〜10年目

制作メンバーの中で1番責任のある立場になるので、会社でいう主任や係長と言った立場に。

自分でデザインしたものを制作するのはもちろんのこと、メンバーに対する対人スキルや依頼・教育まですることになります。

年収:500〜800万円ほど

フリーランス

伊藤聡美さんは独立されているので、この立場なります。

上記でも説明した通り、1人で作業することもあれば、外注されてもいますので自分イメージを伝える・依頼書を作るなど、より高い対人スキルが求められるし、責任も重くなります。

フリーランスとなった衣装デザイナーさんの年収は1000万円以上とも言われます。

仮に50着手掛けた衣装が全て100万円として、年商5000万円+他の衣装の制作代。

ここから、外注さんへの給料・衣装の材料・会社の維持費などを支払うと、会社の規模にもよりますが伊藤聡美さんの年収は1000万円よりも高いかなと。

おそらく、2000〜2500万円あったりするのかと。

 

まとめ

伊藤聡美さんの経歴や衣装・年収についてでした。

フィギュアスケートの舞台裏には、伊藤聡美さんのように陰で支える人がいるからこそ煌びやかな世界になるんですね。

こういう衣装のことを知ると、演技だけではなくて衣装にも注目できて、よりフィギアスケートを楽しむことができると思います。