JR九州は2019年3月15日に、九州新幹線(博多ー鹿児島中央)の一部列車で実施している車内販売やグリーン車でのサービスを全て廃止することを発表しました。
一体なぜ車内販売が終了するのか?
復活はするのか?
ちょっと調べてみました。
九州新幹線車内販売終了の理由
九州新幹線の車内販売終了の理由としては
①駅の近隣や構内ではコンビニや弁当屋が増え、そこで飲み物や食べ物を買う人が増えたこと。
②新幹線の技術が進化して速くなり、乗車時間が短くなったこと。
この2つが理由として挙げられています。
たしかに、車内販売でジュースや食べ物は買わずに、駅構内のコンビニで何かしらジュースやお菓子を買ってますね。
よっぽどのことがない限り、車内販売を利用していません。このような人は私だけではないでしょう。
現に、車内販売の売り上げはピーク時に比べて約3割落ち込んでいます。
すでに博多駅発着の特急「かもめ」「ソニック」が平成25年に車内販売を終えています。
車内販売が残るのは在来線と観光列車だけとなります。
また、車内販売終了に合わせてグリー車での飴とおしぼりを提供するサービスも終了します。
車内販売していた人たちはどうなるの?
車内販売が終わると販売員のお姉さんたちはどうなるのでしょうか?
実はクビではなく、人員は観光列車の車内販売やサービスに振り分ける方針で、業務の効率化を図ります。
食堂車って知ってる?
今の若い人は知らない人も多いかも知れません。
昔は新幹線と言えど乗る時間が長く『食堂車』というものがありました。食堂車とは字の如く食事をするための車両で、1両丸々食堂となっていました。
食事の内容は洋食や懐石料理などで、「食堂車で食事をする=ステータス・裕福層」というイメージでした。
この食堂車も新幹線の技術が向上して、駅弁の人気が出てきたことで、乗車時間が減少し利用者が激減したため食堂車も無くなりました。
今後、車内販売は復活する?
現在では観光列車や在来線には車内販売は残るようです。
実は食堂車と言うほどではないですが、中には生ビールを販売や温かい食事を提供する列車や、ストーブが炊いてあってそこで炙ったアタリメを女性の販売員さんが焼いてくれるサービスもあったりします。
車内販売はドンドン減っていっており、これから復活することはないでしょう。
しかし、座っているところまで商品を持ってきて説明してくれたり、車内販売用カウンターがある観光列車が存在します。
復活はしないでしょうが、このように観光列車など需要があるところには今後も残っていくでしょう。
まとめ
九州新幹線の車内販売がなくなる理由や販売員さんのその後についてでした。
実はそんなに利用しない車内販売よりも、販売員さんがクビにならないかの方が気になっていました(笑)