るろうに剣心 北海道編の第2巻。
薫の父親が生きていることが分かり、函館行きの船に乗る剣心・薫・剣路・明日郎・阿爛・旭の一行。
第4幕 誰?
北海道行きの船の中で、自分たちも連れてこられたことにブウ垂れる明日郎・阿爛・旭。
越路郎(薫の父親)探しには人手がいるとのことで付いて行くが、宿に着くやいなや東京に帰ろうとする3人。
港に着くと、赤べこで対峙した派兵稼業の佐古(さこ)と婆さんがちょうど上陸しようとしており、周りには手下と思われる者たちに囲まれてしまった。
明日郎の顔を見るや否やケンカ腰で突っ込んでくる佐古だが、明日郎の攻撃は一切通じず何度も拳をお見舞いされてしまう。
佐古が明日郎に武器を振り落とそうとした瞬間、剣心が間に割って入り逆刃刀で武器を一刀両断。
剣心の姿を見て「人斬り抜刀斎か!!」という声で、港で寝ていたヒゲ面の男が起き上がり佐古と手下に一撃加える。
その男は5年間のアメリカ旅から帰ってきて、横浜と思い込んで函館をウロウロしていた相楽左之助(さがら さのすけ)だった。
時間が経ち過ぎたため、佐古や婆さんは煙幕を使い逃げてしまうが、剣心の中で越路郎が何かとてつもない事態に巻き込まれている確信を持つことになる。
第五幕 田本写真館
相良と一緒に宿に帰り、久々再会した薫と相良。
「北海道のどこにはこだてがあるか?」を話し合っている時に、旭がいないことに気付く一行。
翌日、明日郎と阿爛は旭探し、緋村一家と相良は田本写真館を訪れると剣心と死闘を繰り広げた新選組 土方歳三の写真があった。
田本氏の話を聞くと、越路郎の写真は間違いなく田本氏が撮ったものということが判明したとともに、函館山に不穏なものたちが蔓延っていることも。
田本氏は剣心たちをよく知る三島栄次を呼んでおり、その三島から粉々に砕けた斎藤一(さいとう はじめ)の刀を見せられる。
三島から斎藤一の激闘の顛末を聞くことになる。
第六幕 牙突牙突牙突
先日の函館山の戦闘で、斉藤は劍客兵器 異號 凍座白也(けんかくへいき いごう いてくらびゃくや)と対峙していた。
牙突を繰り出すも手で捕まれ、そこから牙突零式を繰り出すが浅かった上に刀まで折られてしまった。
折れた刀での再三の牙突では斎藤の左腕の骨は折れて負傷し、凍座は転がってきた大岩に勝負に水を差して欲しくないと刀を突き刺し止めていた。
勝負は凍座に軍配だが、強者と会いたい凍座はわざと捕まって特設牢に収監されており、「斎藤の代わりに尋問してほしい」と三島にお願いされ引き受けることに。
第七幕 凍座尋問・前編
牢の中に入っている凍る座だったが、斎藤一かそれに匹敵する猛者を求めていた。
やることが増えた剣心一行は、越路郎探しを薫と剣路、旭探しを明日郎と阿爛、剣心と左之助が凍座の尋問をすることになる。
凍座は『五芒星形 西洋式大城郭 五稜郭』の特設牢におり、仲間たちは動こうと思えば動ける凍座の様子を函館山から観察していた。
第八幕 凍座尋問・後編
陸軍隊長代理が話しかけても無視をする凍座だったが、剣心が牢に入ってくると手錠をあっさり破壊し握手を求めてきた。
仲間の土居に差し入れされた酒を振舞いながら、凍座は10年・15年先に始まる外国との戦いに備え、劍客兵器が猛者に成って勝とうとしていたが勝つためには場数が足りなかった。
凍座は実戦の経験を積むために、函館を戦場にしようとしていた。
実は劍客兵器の凍座たち5人は先鋒に過ぎず、他にも劍客兵器は存在しており次鋒は樺戸襲撃隊。
函館だけではなく、北海道各地で実践戦闘を開始する劍客兵器、飛天御剣流がいくら早くても広い北海道を全てカバーすることはできない。
第九幕 樺戸集治監強襲
集治監とは、今でいう刑務所のこと。
刃物や爆撃、奇妙な術で刑務官や囚人たちを倒しに倒していった。
残った囚人たちは逃亡を図り、敵領地による治安悪化・秩序崩壊は戦術の基本とし、これも劍客兵器の思惑通り。
そして、樺戸襲撃隊が気になる猛者が集治監には2人いた。
樺戸集治監剣道師範の杉村義衛(すぎむら よしえ)と懲役50年の囚人。
後ろ姿は志々雄一派の悠久山安慈(ゆうきゅうじ あんじ)そのもの。
まとめ
まさかの凍座たちは先鋒で、劍客兵器が他にいたなんて。しかも、い次回予告には安慈や瀬田宗次郎の姿が。
北海道を守るためには仲間が足りない剣心たち。これは安慈や宗次郎との共闘もあるかも。