泰平にボクシングを教え、弟子とした一歩。
何かを企んでいそうだが、一歩は泰平を信じてボクシングを教える。
裏切られた一歩
鴨川会長にミットを借りてきた一歩は、泰平にグローブをはめさせミット打ちを始めた。
ミット打ちに興奮して、なかなか教えた通りにやらない泰平だが、家族のことや兄に憧れていることを話してくれて上機嫌な一歩。
大雨が降った日でもいつもの木の下で泰平を待つ一歩の元に、テルがびしょ濡れで現れ泰平が他校の不良とケンカをしに行き、それを梅沢が止めに行ったと報告を受ける。
一歩は泰平がケンカに拳は使わないことを信じ、袋叩きにあっているんじゃないかと心配していた。
しかし、現場に着いてみると梅沢は殴られて座り込んでおり、何より泰平は拳を使って不良を4人倒して残るはボスの金田のみの状態になっていた。
ショックを受けた一歩は、ミットを取り出し泰平を説得するが、手っ取り早く強くなる方法が知りたかっただけの泰平はミットを振り払い雨に打たれてずぶ濡れになってしまう。
泰平を信じていた一歩、応援してくれた鴨川の顔が浮かびミットを抱きしめた後、一歩は今まで見たことのない人外の形相になって泰平にビンタをお見舞いした。
はじめの一歩 124巻より
泰平は一回転して気絶。
金田に泰平の看病を任せ、自分がやってしまったことに大混乱の一歩とテルを青木の店まで引っ張って行った。
自分が許せないハゲ一歩
梅沢とテルはラーメンを勢いよくすするが、一歩は全然箸が進まないが、青木に促されてようやくラーメンを食べ始め自首をしに交番まで行った。
青木に呼び出され木村・鷹村・板垣が集合するがすでに一歩の姿はなく、ラーメンを食べながら今回の一部始終と泰平がひねくれたのは兄貴のせいだということをテルから聞く一行。
泰平への兄への怒りが止まらない鷹村と青木は、七年殺し(浣腸)をその兄にブチ込んでビチグソをひねり出させてやると息巻く。
板垣は一歩を迎えに交番に向かうが、肝心の一歩は警官に泰平の名字・学校・住所・連絡先を聞かれると、自分が『泰平』という名前しか知らなかったことに愕然とする。
警官にしても、被害者がいないのに一歩を捕まえることもできずに、ほぼ門前払いの扱いを受けることに。
夏休みが終わり、学校から帰ろうとするテルを退学になった泰平が待っていた。
自分が遊び半分でイジめていたことで、どれだけテルが傷ついて悩んでいたか聞かされ胸を痛める泰平。
また、鬼の形相の一歩を見た後に記憶がなく、ことの顛末を聞き出そうとするもテルは何も答えてくれなかった。
泰平と別れた帰り道、わずかながらでも仕返しだができたテルは、大笑いで土手を歩いた。
被害届を出さなかったため、1週間が過ぎても何も音沙汰がないことに納得しない一歩。
このまま、何もお咎めなしはあってはならないと、母親に頼んで髪の毛を全部剃り落として丸坊主の姿になった。
はじめの一歩 124巻より
一方、鴨川ジムでは泰平の兄に怒りが収まらず、鷹村は七年殺しに磨きをかけ浣腸で瓦を3枚貫けるまで指を鍛えていた。
そこへ丸坊主になった一歩が現れ反応に困る一行。
一歩は頭を丸めて姿で鴨川にミットを返し、破門されることで今回の件で何かあってますジムには迷惑にならないようにしていた。
しかし、鴨川からは償いのために言い渡されたものが2つ。
3ヶ月間、1日も休まずのジムの掃除
もう1つは自ら頭を丸め、猛省して心を入れ替えた泰平と金田をキチンと指導して導くこと。
そして、ここで驚愕の事実が判明!!
なんと、泰平は青木の実の弟だった。
つまり、知らず知らずのうちに青木の弟を弟子にして、ビンタで張り倒していたのだった。
青木が兄とわかった鷹村は、青木のズボンとパンツを無理矢理を脱がせて、七年殺しをお見舞いし、この件は一応の解決となった。
断定したのは誰?
一歩はクミと2人きりの時間でも、泰平と金田は少し離れた所で立って待ち続ける生活に少しうんざりしていた。
常に一緒の3人がロードワークに出かけると、葉っぱを掴む試験をした木の下に辿り着いた。
そこには、宮田がいて一歩と2人きりで話すことに。
一歩は宮田にベストな階級に上げるよう説得し、宮田自身も羽(フェザー)と名前のつく階級で自分が翼を失ったことに気付いていた。
はじめの一歩 124巻より
しかし、本題はそこではない。
一体、誰が一歩のことをパンチドランカーだと断定したのか?という話しとなる。
誰1人として断定していないので、下を向いて答えれない一歩を見て、いい答えをもらったと宮田は帰って行った。
これから、宮田がフェザー級に留まるのか階級を上げるのかは不明のまま。
まとめ
やっぱり、泰平がやらかしてくれましたね。
そして、そのことがきっかけで『人外』としての顔を見せた一歩とパンチドランカーと断定した人物が1人もいないという事実。
これは、一歩がリングに戻る伏線かも??