ネタバレ

アクタージュ最新話【40話】のネタバレと感想!銀河鉄道第2幕

巌が危篤となり、会場が混乱する中で始まった『銀河鉄道の夜』。

亀太郎が好演してくれたおかげで会場の空気を掴んだはずが、巌がいないことによる七生の悲しい・寂しい、そんな感情が他の劇団員にも伝播して混乱が生じる。

 

巌がおらず、阿良也は演技で出ずっぱりのため、亀太郎が判断を下す!!それは、七生が出番10分前までに準備ができなければ代役を立てるというものだった。

 

七生の過去

子供の頃から目つきが悪くて、眼が悪くて不格好な眼鏡をかけ、口も悪かった七生。男子とは取っ組み合いのケンカをし、女子からは怖がられる。

そんな幼少期を過ごした七生は、中学の課外授業で初めて巌裕次郎の演劇と出会って感じたことは

主役の王女も端役の奴隷も等しく美しく
この世には主役も早くもいないように思えた

 

それから、巌の劇団に入った七生は巌と役者の向き不向きについて語り合う。

巌曰く、自分を嫌悪している人ほど役者を志すことは自然で、今と違う自分を演じたいと思うそうだ。だからこそ、自分は役者に向いているし、不細工は化粧でどうにかなる的なことを話す七生。

 

思春期の中学生で自分を本気で「不細工」といえるなんて、大人びているというか俯瞰しているというか(笑)

 

そんな七生に巌は

手前の美しさを知ることを芝居という
だから  お前は役者に向いているんだ

優しく話しながら頭をなでる。

こんなことを思い出し、抑え込めば抑え込もうとする程、巌との思い出が蘇って涙が止まらなくなる七生。

 

もうじき、銀河鉄道も第2幕が始まってしまう。
このままじゃ、十分に七生交代もあり得る時間になってきた!!

 

景だけに明かした理由

自分の出番がもうすぐだというのに、泣いている七生の元を訪れた夜凪 景。早く袖に戻るよう慌てる劇団員を横目に七生に近づく。慌てて「大丈夫だから」という七生に対し

そんなんじゃ  銀河鉄道に乗れないね

僕たちは少しだけ先に、巌さんと同じ景色を見てくるよ

 

怒るわけでも、蔑むわけでもなく七生の頭を優しくなでる景。しかも『僕たち』って言っていることから、すでにカムパネルラの役に入り切っているんでしょうね。

 

景に巌の匂いを感じつつ、七生は亀太郎にある疑問を投げかける。

それは『どうして巌は自分の病気のことを景にしか明かさなかったのか?』ということ

劇団員の反対を押し切ってまで、外部から景を連れてきた景にだけなぜ?

 

景の芝居はあまりに繊細で異常な没入を見せる芝居。ただ、天才と言われる阿良也さえ唸らせるほどの異常な成長速度。

 

阿良也曰く

普通の役者は海中数mを潜って演じる
なのに 夜凪は100mも潜っちゃってる

 

深くまで潜って戻ってくる。人を映す鏡のような景の芝居に巌はそのポテンシャルを見抜いていた。

この頃は、せっかく入った劇団から景がいつ追い出されやしないかヒヤヒヤしましたが。。。

 

第2幕に場面転換!!

 

七生は屋形船から見た夜景を思い出す

あれら1つ1つの輝きは人の営みが作ったもの
あんなにも美しいが俺達乗客には2度と触れることの許されない死の景色だ

 

一瞬どゆこと??と思いましたがwww

屋形船を銀河鉄道、乗っている劇団員を死者とするならつじつまが合うのかな。100%正解の自信はないですが(笑)

 

巌は劇団員に銀河鉄道からの景色を見せるために景を選んだことに気付いた七生。

 

ここで、ジョバンニ(阿良也)とカムパネルラ(景)が銀河鉄道に乗り込み、第2幕開始。景が出てきた一瞬で、劇団員だけではなく今まで共演していたスターズの面々までもが、景の芝居が進化していることに気付く!!

 

銀河鉄道の設定では、ジョバンニは生者でカムパネルラは死者なので一緒には行けない。これは、今の巌と劇団員の関係と一致している。つまり巌は初めから景(カムパネルラ)を通して劇団員に最後の指導をするつもりだった。

 

大切な人がいなくなった世界で  私(劇団員)達が1人でも生きていけるように

 

まとめ

これを伝えるために巌は景をカムパネルラに抜擢したのでしょう。

さぁ、七生の涙は止まってはいますが、出演はあるのでしょうか??

そして、銀河鉄道は無事終幕できるのでしょうか??