2月8日には1957年ぶりの過去最大級の大寒波が北海道を覆います。
まさに平成最後の年に、最初で最後の寒波が襲ってくるわけですが、水道管の破裂や交通の麻痺が予想されます。
交通が麻痺して1番困るのが飛行機ですね。
9日から3連休ということもあり、雪まつりやなど各地でイベントが行われているため北海道を訪れる人も多いかと思います。
「北海道の空の玄関口」とも言われる新千歳空港の運行状況次第では、北海道に行けない可能性も出てきます。
この記事では、新千歳空港の運行状況や欠便があるかどうか調べてみました。
大寒波の恐れ
北海道を大寒波が覆ってくるのは8日なんですが、7日の朝には札幌・小樽では10〜15cmの積雪が予想されています。
札幌では8日(金)の最高気温が-10℃、9日(土)の最低気温が−12℃の予想です。
この最高気温が−10℃というのは、まさに40年ぶり。ちなみに、陸別町では土曜日の最低気温が−30℃と尋常ではない寒さになります。
これだけ寒いと、一昨年や去年は大丈夫だったとしても、今年は凍結や破裂の恐れがあるのでお気をつけください。
新千歳空港の運行状況は?
2月6日時点では、各航空会社から新千歳空港の欠航や遅延のお知らせはありません。
しかし、欠航が多くなるのは12〜2月で、特に1月後半〜2月は1年の中で最も欠航する可能性が高くなります。
どれくらいの確率かというと、新千歳空港の欠航率は約5%と言われています。
そうです!!
つまり、95%は通常通りに離着陸しているということになります。
しかし、過去最大級の寒波が押し寄せてくるということは、この就航率(普通に飛行機が飛ぶ確率)というのはあてにしすぎないこと。
例え、例年通り欠航率が5%であっても、あなたが乗る飛行機が欠航になれば、欠航(就航)率など何の意味も持ちません。
新千歳空港の飛行機が欠航するとたら
実は飛行機の離着陸可能か不可能かというのは、国土交通省で法律として決められています。
積雪1.3cm以上で水あるいはSlush
積雪5.1cm以上のWet snow
積雪7.1cm以上のDry snow
積雪15.3cm以上のDry snow
Slush:水を十分に含んでいて、蹴ると水しぶきがあがるほどの雪
Wet snow:握ると水が出るほどの雪
Dry snow:乾いていて、降ってから時間があまり経っていない雪
このように定められており、この条件になった場合は飛行機を飛ばすことはできません。
札幌が7日時点で10〜15cmの積雪の予報なのでが、8日になればもっと積もる可能性があります。
新千歳空港が札幌よりも太平洋側にあるので、若干雪が少ないとしても上記の条件を満たした場合は欠航になります。
新千歳空港では、記録的な大雪が降った年に1300便欠航なんてこともあったので、ちょっと心配ですね。
ですが、正直新千歳空港の飛行機が欠航するにしても、これといった対策がないのも事実です。
ニュースなどでも呼びかけている通り、余裕のある早めの行動しかありません。
ギリギリのスケジュールでは対策を打ちようがないので、今年は特に余裕を持ってスケジュールを組み立ててください。
まとめ
新千歳空港の運行状況でした。
新千歳空港は今のところ欠航や遅延に対する情報はありませんが、旭川空港では欠航・遅延(の可能性)などの情報が出ています。
逐一、新千歳空港のホームページを確認しておいてください。