こんにちは!ほしです☆
平成最後の大問題作として注目されている映画があります。
それは『岬の兄妹』
貧困、障害、性、犯罪、暴力、これら全てに切り込んだ問題作で、さまざまな俳優、映画監督、メディアの評価が高く急きょ拡大上映が決定しました。
この記事ではこの作品が実話かどうか、実在のモデルや口コミについて調べてみました。
岬の兄妹のあらすじ
簡単なあらすじを紹介。
足の悪い兄の良夫、自閉症を患う妹の真理子は六畳一間に住んでいる兄妹。
ある日、良夫は勤めていた造船所をリストラされ、妹の真理子がお金をもらう代わりに男に身体を許してしまっていた。
真理子は知的障害のため、多くの男とセックスをしても何とも思わないを良いことに良夫は、生活費を稼ぐために妹の売春の斡旋をして日銭を稼いでいた。
様々なトラブルに遭うこともあったが、今まで理解しなかった真理子の悲しみや喜び、体や心の変化を知り戸惑う良夫。
そして、2人の結末は、、、、、、、
「衝撃作」
「絶対1度は観た方が良い」
「観た後、席から動けなかった」
このような感想が飛び交う、まさに問題作です。
詳しいあらすじや結末が気になる人はコチラ
岬の兄妹は実話?
今の日本は貧困、障害、性、犯罪、暴力という問題に直面しており、メディアで取り扱う際にも、相当慎重に扱われています。
もし、タレントが一言でもこれらの問題で失言してしまえばバッシングの嵐でしょうし、政治家であれば辞任は免れないでしょう。
映画や小説などでは作り話しや創作した話しのことをフィクション。
ドキュメンタリーやインタビューなど、史実や記録に基づいた創作作品をノンフィクション。
このように分けられます。
私はこの作品が実話かどうかが気になり、映画の公式サイトや映画評論家のレビューなどを調べてみました。
その結果、岬の兄妹は実話ではないフィクション作品だということが分かりました。
正確には、どのサイトや評論家が書いた内容にも「フィクション」という言葉がないことから、「実話ではない」という結論に達しました。
これほどの衝撃作で実話が元であれば、必ず目立つように『実話』『ノンフィクション』と記載しているはずなので。
実際のモデルは?
実話ではないことから、当然ながら実在するモデルもいないことになります。
しかし、今の日本は私たちが思っているほど裕福な国ではありません。
良夫が貧困のために、障害を持つ真理子に売春をやらせるようなことが、この日本では起きています。
なので、あながち岬の兄妹が何の突拍子もないフィクションではなく、良夫と真理子の実際のモデルがいないだけで、日本のどこにでもある誰かの暮らしを描いていると思います。
そして、そのことに世間が気付いているからこそ『衝撃作』と言われているのではないかと。
岬の兄妹の口コミは?
最初は6ヶ所の公開予定でしたが、映画祭などで圧倒的高評価を受けて17ヶ所で公開されています。
映画を観た人の評価はというと・・・・・
『岬の兄妹』これは確かに問題作。兄が障碍ある妹に売春を斡旋するのだから。けれど清々しささえ感じるのも事実。生きるか死ぬかという選択を迫られた人間が犯罪と判りつつ手を染めた時に顔を出す本性を包み隠す事無く笑いを交えて描いていたからだと私は思う。そして兄妹役の俳優2人の力強さが圧倒的 pic.twitter.com/KVhDAkYflH
— なえ (@78k_noopy) 2019年3月8日
確かに重たい考えさせられる作品ですけど、実は笑いもある作品なんです。
それでも、終わった後の感想はやはり「問題作(よい意味で)」ですね。
『#岬の兄妹』見ているのがつらかった。『津軽じょんがら節』や『悪い男』を想起させる設定、毒のあるユーモア(他の観客も笑っていいのか戸惑っていたと思う)兄の行動はとてもひどいけどここまで追いつめられたら全く理解できないわけではない。その他様々な観点から観る者の倫理観が問われる映画
— 紙コップ蘭土 (@Smallgu06634752) 2019年3月14日
やっぱり考えさせられる作品なのでしょう。
お兄さんの行動に「 全く理解できないわけではない」と言われていますが、やっぱり日本の誰にも関係のないお話しというわけでもないからでしょう。
本日は『岬の兄妹』を。右足の不自由な兄が自閉症の妹を売春させて生きていく2人の話です。あらすじだけで未来が見えないけど、見終わった後でも正解や正しさが分からないな。ただひたすらに兄がクズで他にどうやっていけばいいのかなあとか、妹からすれば一体何が幸せなのかなあとか考えながら見てた pic.twitter.com/DwZWfgFIzS
— あたそ (@ataso00) 2019年3月13日
確かに知的障害のある真理子に売春をやらせて、その斡旋をやらせるなんて良夫はクズかもしれません。
しかし「見終わっても正解が分からない」というように、考えさせられる作品です。
本日は、「岬の兄妹」という作品を観て衝撃を受けた。
片足の悪い兄が自閉症の妹に売春をさせてお金儲けをするという話だ。
もちろんいけないことだとわかってやっている。しかし、仕事もなく電気も止められて、食うのも困ってしまった場合、だれでもこうなる可能性はあるなぁと感じた。#岬の兄妹 pic.twitter.com/giozgNJ9gr— みっちー@アラフィフブロガー (@motoshidaa) 2019年3月12日
そうなんです!!
この裕福と思っている日本という国でも、誰でもあろうとこの2人のようになる可能性は大いにあるわけです。
「岬の兄妹」鑑賞。
大人になりきれない兄妹があの「万引き家族」すら凌駕するような容赦ない貧困によって死の海へと追いやられるような様がこれでもかと徹底的に描かれており、特に終盤の浜辺でのシーンの貧困に対する行き場の絶望と怒りがないまぜになった感情の強烈さに鑑賞後胃が痛くなりました…— joe_busta (@j_b151114) 2019年3月6日
あの話題になった『万引き家族』すら凌駕してしまうってのが凄いですよね。
『鑑賞後胃が痛くなる』こんな感想のある映画って他にありますか??
まとめ
岬の兄妹が実話かどうか、実際のモデルや口コミなどでした。
実話でもないし、実際のモデルもいない作品ですが、日本のどこかにいる誰かのお話しでしょう。
この国で暮らしている以上、何の関係もないお話ではないことは確実ですね。