湯煙高校に伝えられる怪談で、『画集 赤い紐』という本を開くと、煙に包まれて女でも男でもその場にいる者の服装を赤いマイクロビキニに変えてしまう。
これが湯煙高校七不思議の1つ、画集『赤い紐』。
画集 赤い紐
己の欲望を叩きつけた画家の念とその画集を見た学生たちの欲望の念が共鳴し合い、怪奇現象を起こすと言われている。
しかし、赤いマイクロビキニ姿になろうとも、本を閉じれば服装は元の姿になり、次の瞬間に画集はその場から消えて図書館の本棚のどこかで再び開かれるのを待つ。
これ以上、被害を出さないためにも伏黒夜々(ふしぐろ やや)と轟紫音(とどろき しおん)は、これ以上被害が出ないよう「封印なり処分するならしようと司書教諭である夢咲春夢(ゆめさき はるむ)のもとを訪れていた。
記録によれば画集 赤い紐は紛失しているが、蔵書リストには存在している。
おそらく、『紛失』ではなく読まれて閉じられるたびに本棚のどこかに移動して見つけられないだけ。
夜々たちは、日暮なずな(ひぐらし なずな)達ともに、地道に探してみることにした。
画集が見つかったら夢旅行に連れて行って欲しいと頼む夜々と紫音。
しかし、修学旅行で辛い予知夢を見てしまったことに責任を感じていた夢咲先生は、なるべく夢魔の力は使わないと決めていた。
しかし「不甲斐ねーって時こそ鍛えるのが1番ッスよ‼︎!」と紫音に励まされた。
夢咲先生の救出劇
夜々や紫音達のクラスは、この後は偶然にも図書室での調べ学習。
夢咲先生が授業を教えていると、赤い紐の七不思議を知る男子生徒が画集を開いてしまい、煙に包まれたと思ったらクラス全員と夢咲先生は赤のマイクロビキニ姿に。
ジャンプ15号 ゆらぎ荘の幽奈さん151話より
夢咲先生は煙が晴れる前に『幻惑(ミラージュ)』を発動し、クラス全員がいつも通りに制服を着ていると思い込んでいる。
思い込んでいるだけで、本当は全員マイクロビキニのままなのである。
夜々や紫音たちは夜々の中で寝ていて、夢咲先生の術にかからなかった猫神様に教えてもらい、今の状況を把握していた。
幻惑でできるのは一時しのぎのみ。
授業が終わって廊下に出れば、術のかかっていない他の生徒からはあられもない姿を見られてしまう。
しかし、このまま画集を閉じればまた図書室のどこにあるか分からなくなってしまうし、破ったり・燃やすなどしてしまえば画集の呪いが強固になって、生徒たちが一生マイクロビキニ姿で生活しなくてはならなくなるかもしれない。
意を決して赤い紐の本を閉じ、消えてしまった画集をなんの迷いもなく本棚まで歩いて行って持ってきた夢咲先生。
実は画集に夢を見せて、あらかじめ本棚のどこに出現するか夢の中で確認していた。
ただ、この作業は現実世界では一瞬の出来事だが、夢の世界では丸一日かけて探した結果だった。
今回は上手くいって安堵した夢咲先生は、夜々と紫音に夢旅行をしてみることを自ら提案した。
まとめ
私の推しの夢咲先生が主役の会で嬉しかったですねぇ。
まさか、千紗希のことにこんなにも責任を感じていたなんて。
でも、自信を取り戻したみたいで一件落着です。
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