こんにちは!ほしです。
女子フィギュアスケート界に15歳ながら、シニアの大会でも世界が獲れると呼び声の高いアレクサンドラ・トゥルソワ選手。
14歳の時にはすでに日本でも話題となっていた現役高校生ですが、どんなコーチや振付師が付いているのか気になります。
この記事ではトゥルソワ選手のコーチや振付師、2019年に使用した曲などについて調べてみました。
〜もくじ〜
トゥルソワは史上初を連発しまくり
トゥルソワ選手は4回転サルコウを安藤美姫選手に次いで女子としては史上2人目。
- 女子史上初のトウループを披露。
- 1つのプログラムで2度の4回転ジャンプを女子で始めて成功。
- 女子選手として初めて4回転ルッツに成功。
- アリーナ・ザギトワ選手の持つ女子最高得点を10点近く更新。
- これらをジュニアの時に達成しているという快挙!!
正直、凄すぎて声が出ません!!
もう、「世界を獲るのは間違いなし‼︎」と言われるのがよく分かります。
これだけ、ジュニアの時から女子史上初をいくつも更新しているとなると、トゥルソワ選手の努力があってこそがモチロンですが、「凄腕のコーチが付いてるのではないか?」と考えてしまいます。
ってことで、どんな人がトゥルソワ選手の現コーチを調べてみました!!
エテリ・ゲオルギエヴナ・トゥトベリーゼ
トゥトベリーゼ氏は元々シングル選手であり、アイスダンス選手に転向した女性コーチです。
プロフィール
名前:エテリ・ゲオルギエヴナ・トゥトベリーゼ
生年月日:1974年2月24日
年齢:45歳(2019年10月時点)
出身地:ロシア モスクワ
元々、ロシア(ソビエト連邦)出身ですが、18歳の時にアメリカに移住して約3年間アダージョペアスケーターとして活躍した後、アメリカでコーチに転身します。
ロシアに帰国後はフィギュア専用のリンクではなく、アイスホッケー用のリンクで限られた時間の中だけでしか練習を指導することができませんでした。
後に、ベースリンクを移ってトゥルソワ選手が所属するサンボ70クリスタルで指導をすることに。
未婚ながら2013年にアメリカのラスベガスで、娘であるダイアナちゃんを出産。
ダイアナちゃんもアイスダンス選手となり、我が子のコーチも務めています。
もちろん、コーチを務めているのはダイアナちゃんだけではなく、凄い選手を多く輩出しています。
- アレクセイ・エロホフ(世界ジュニア チャンピオン)
- アリーナ・ザギトワ(平昌オリンピック 金メダリスト)
- アンナ・シェルバコワ(世界ジュニア選手権 準優勝)
- アリョーナ・コストルナヤ(世界ジュニアグランプリ ファイナル1位)
- アレクサンドル・トゥルソワ(世界ジュニア選手権 優勝)
一部の教え子だけでも、こんなにもタイトルホルダーを育て上げた名コーチです。
ちなみに言うと、それぞれの選手の()のタイトルは主なものだけを抜粋したものを1つだけ記述しているだけであって、それぞれがもっともっと輝かしい成績を残しています。
セルゲイ・ヴィクトロヴィチ・デュダコフ
デュダコフ氏もシングルスケート選手として活躍した男性コーチです。
Ощущение, что не существует человека, которому не нравился бы Сергей Викторович Дудаков pic.twitter.com/quKDYSE6Wz
— Кудряшки Этери (@NimfaBloom) August 20, 2019
プロフィール
名前:セルゲイ・ヴィクトロヴィチ・デュダコフ
生年月日:1970年1月13日
年齢:49歳(2019年10月時点)
出身地:ロシア モスクワ
デュダコフ氏自身も、ゴールデンスピン(1回)・ピルエッテン(2回)で優勝経験のあるフィギュアスケーターでした。
2003年にコーチに転身して活動を開始して、2006〜2011年の5年間はロシアのユースチームのコーチを務めていました。
ユースチームのコーチ後、2012年から先ほど紹介したトゥトベリーゼ氏と共にサンボ70クリスタルで共同コーチをされています。
しかも、コレも先ほど紹介したさまざまなタイトルを獲得したフィギュアスケーターたちをトゥトベリーゼ氏と共にコーチしており、まさに最強タッグでトゥルソワ選手を指導しています。
これほど凄いコーチがタッグを組んで指導しているとなると、ますますトゥルソワ選手から目が離せません。
「シニアの大会に出たらどうなるのか?」興味が尽きませんね。
ダニイル・マルコヴィチ・グレイヘンガウス
続いては振付師のグレイヘンガウス氏です。
プロフィール
名前:ダニイル・マルコヴィチ・グレイヘンガウス
生年月日:1991年6月3日
年齢:28歳(2019年10月時点)
出身地:ロシア モスクワ
コーチ2人に比べると、まだ若干28歳と若い印象があります。
グレイヘンガウス氏も男子シングル選手として活躍して、2007年のロシアジュニア選手権男子シングルスの銅メダリストにして、ジュニアグランプリシリーズにも出場しています。
また、アイスダンス選手に転身後はコロブコワ選手と共に国際大会に出場して2011年のNRW杯で優勝しています。
NRW杯とは、ドイツ(ドルトムント)で開催されるフィギュアスケートの国際大会のことで、国際スケート連盟規定に基づいて行われる由緒ある大会です。
引退後は、トゥトベリーゼ氏・デュダコフ氏らと共にサンボ70クリスタルで振付師 兼 コーチとして活躍されています。
グレイヘンガウス氏もザギトワ選手の振付も担当しており、コーチ2人だけではなく振付師もトゥルソワ選手に付いているなら、まさに鬼に金棒って感じですね。
2019年 ショートプログラム使用曲
コーチ陣や振付師など、トゥルソワ選手を育てた選手は分かりましたが、プログラムに使用された曲だって気になりませんか?
ちょっと調べてみました。
2019年にトゥルソワ選手がショートプログラムで使用した曲は
- ソルヴェイグの歌
- 山の魔王の宮殿にて
この2曲が挙げられます。
2曲ともエドヴァル・グリーグよって1875年に作曲された作品で、劇作家ヘンリック・イプセンの戯曲『ペール・ギュント』の劇音楽です。
ソルヴェイグとは、主人公ペール・ギュントが村の結婚式で出会った少女で、放浪の旅に出た彼を待ち続けます。
ソルヴェイグは旅から帰ってきたペール・ギュントに歌った子守唄が『ソルヴェイグの歌』なんです。
また、山の魔王とはペール・ギュントが山の中で出会ったトロールの王で、今でもその存在が信じられるほど。
実はスタジオジブリの人気作品である『となりのトトロ』の原型となったのが、山の魔王の宮殿にてと言われています。
2019年 フリープログラム使用曲
2019年のフリープログラムでトゥルソワ選手が使用した曲は
- Pray(High Valyrian)
- The Night King
この2曲は2011〜2019年までアメリカで放送された超人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で使用された曲です。
元は中世ヨーロッパ(のような)を舞台に、魔法やドラゴンが存在する世界を描いた小説が原作となっています。
Pray(High Valyrian)
The Night King
2013年からは日本でも放送が開始され、HuluやAmazonビデオでも配信されているので、トゥルソワ選手もロシアで観てファンになってプログラムの曲として使用されたかもしれませんね。
自分の好きなドラマの曲を選んだとなれば、トゥルソワ選手にも女の子な部分があると嬉しくなります。
まとめ
アレクサンドラ・トゥルソワ選手のコーチや振付師、2019年の使用曲についてでした。
トゥルソワ選手の才能や技術に加え、コーチ陣の力が合わされば、最短の2020年にトゥルソワ選手が女子フィギュア界の女王として君臨するのもメッチャあり得る話しですね。