今、体操競技の跳馬の中で世界的にも跳べる選手が少ない難しい技『ロペスハーフ』を武器に、東京オリンピック出場を目指す若き選手がいます。
それは、米倉 英信 選手です。
米倉選手のプロフィールや、出身の高校や大学についても紹介していきます。
米倉英信のプロフィール
それでは、米倉選手のプロフィールを。
名前:米倉 英信(よねくら ひでのぶ)
年齢:21歳(2019年1月時点)
身長:155㎝
体重:49㎏
体操は5歳からで、地元の福岡にある『グリーンカレッジ』というクラブに入り体操人生がスタートします。
実はクラブに入る前の小さい頃から、米倉英信選手のお父さんは抱っこの状態からひねりを加えて空中に投げていたそうで、「この時にひねる感覚が身についたかも」と米倉選手自身話します。
ちなみに、ひねりを加えて空中に投げていたのは、見つかると怒られるので米倉選手のお母さんには内緒だったようです(笑)
お父さんは米倉選手に体操をして欲しかったんでしょうね!!物心つく前から体操に親しみを持って欲しかったのかな。
実は米倉選手のお父さんも同じ福岡大の体操部出身で、おじいちゃんも体操経験者なんだそうです。
まさに、体操一家といえるかもしれません。
身長は155㎝・体重49㎏なので小柄ですが、体脂肪率はたったの4%なのでムッキムキです。余分なものはすべて排除したボディですね。
米倉英信の出身高校は?
中学校3年生までグリーンカレッジで体操の練習を積み重ねます。
中学校では体操部ではなく、ずっとグリーンカレッジで練習していたみたいですね。
中学卒業後は岡山県の名門 関西高等学校に入学。
体操のみならず、さまざまな部活で岡山県や全国で好成績ばかりを残す高校です。
米倉選手は自分を厳しい環境に置いて、より一層競技に打ち込むことにより、もともと定評があった瞬発力に磨きをかけ、ひねりも上達します。
そして、高校3年生の時には踏み切った後に側転するように跳馬に両手をついて3回ひねる技『ロペス(跳馬)』が跳べるようになります。
このロペスに半ひねりを加えた技が『ロペスハーフ』になります。
ロペスハーフはⅮスコア(演技価値点)6.0の大技で、世界規模で見ても跳べる選手はなかなかいません。
この動画は米倉選手が、実際にロペスハーフを跳んでいます。
最後は着地に失敗して、ちょっと苦笑いでしたね。
米倉英信の出身大学は?
米倉選手の出身というより、通っている大学は福岡大学という学校です。
実は福岡大は体操の名門の1つらしいのですが、福岡に住んで10年余り福岡大が体操の名門とは1回も聞いたことありません。
正直、米倉選手が日体大や順大などの全国トップレベルの大学に行ってないのが不思議なくらいです。
福岡大の練習環境は、記念会堂というホールでハンドボール部などが練習している所とシートで仕切り、床フロアや鉄棒を設置して練習しています。
米倉選手が跳ぶ跳馬だって記念会堂にはなく、別の建物にあります。
助走するだけの距離が取れないので、大型荷物の搬入口まで助走路を作り、何とか練習している状況です。
お世辞にも恵まれた練習環境とは言えませんが
「2カ所に分かれているのでやりずらさはある。それに夏は暑いし、冬は寒い。それでも日本一になれる。うちの部はレベルが高いと言えないかもしれないけど、僕らなりに目指せる所を目指してやっている。今は福岡大に来て良かったと思ってますよ」
インタビューではこのように話されています。
凄い言葉ですよね。
普通だったらちょっと結果を出した勘違野郎なら、不満タラタラなのに、こんな言葉が言えるなんて。
まとめ
米倉英信選手についてでした。
2020年の東京オリンピック出場を目指しているので、ぜひ日本代表としてメダルを取ってほしいですね。