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普門館の取り壊しはいつ?解体理由とその後はどうなる?

普門館が閉鎖し、取り壊されることが決定して驚いた方も多いことでしょう。

普門館は吹奏楽部に所属していた人なら誰でも知る夢の聖地。

 

長い歴史に幕を引く普門館の

取り壊しはいつ?
取り壊しの理由
その後はどうなるか?

これらを調べてみました。

 

普門館とは?

まずは、普門館とはどうゆうものなのかというと、仏教団体である『立正佼成会』が所有する大型のホールです。

完成:1970年4月28日

所在:東京都杉並区和田2丁目-6-1

収容人数:約5000人

設備:大ホール・地下ホール・リハーサル室・会議室など

用途:各種式典・コンクール

所有:立正佼成会

 

地下1階〜地上5階建ての大型のホールで、『文化・学術・芸術活動普及と発展に貢献する』という方針で、さまざまな音楽コンサートして利用されています。

 

これまでに

チェコスロヴァキア交響楽団
ウィーン交響楽団
ボストン交響楽団
ニューヨーク・ファルハーモニック
クリーヴランド管弦楽団
バリジョイ・バレエ

など、音楽に詳しくない人でも耳にしたことがあるような、名だたる楽団などが来日講演を行っています。

 

また、普門館は全日本吹奏楽コンクールの会場として「吹奏楽の甲子園」「吹奏楽の聖地」として知られており、吹奏楽部に所属する中学生・高校生の憧れの聖地でした。

全日本吹奏楽コンクールは、野球でいうところの夏の甲子園と同じ最も大きな大会なので、憧れの聖地と言っても過言ではありません。

 

1972年に初めて全日本吹奏楽コンクールが開催され、1977年からは毎年普門館で行われるようになりました。

2004〜2005年には、人気TV番組の『1億人の大質問⁉︎?笑ってコラえて』で吹奏楽部の特集コーナーがあり、たびたび普門館が登場していたことから、吹奏楽に詳しくない人にも名前が知れ渡るようになりました。

 

私も全日本吹奏楽コンクールがあっていることはもちろん知っていましたが、笑ってコラえて!で普門館という会場で行われていることを知った記憶があります。

 

取り壊しの理由

取り壊される理由は耐震強度不足!!

 

2011年に起きた東日本大震災では、多くの大型施設に被害が出たことを受け、教団は耐震調査を実施。

2012年5月18日に震度6以上で天井が崩落する恐れがあることが専門家の調査で判明しました。

 

そこで急遽2012年と2013年の全日本吹奏楽コンクールは名古屋で開催。

教団側はホールの建て替えも検討しましたが、建設基準法の関係で同規模のホールが建てられないことが判明し、2013年11月13日に改修工事を断念することが発表されました。

 

取り壊しはいつ?

実は2018年11月20日から取り壊しが始まっています。

 

取り壊し・解体は2018年12月から2年かけて行う計画なので、更地になるのは2020年12月頃の予定。

2018年11月には、吹奏楽に関係のない人でもステージから客席を見る催しが行われたり、『普門館からありがとう〜吹奏楽の響きたちへ』が開催され延べ12000人が来場して別れを惜しみました。

 

その後どうなる?

普門館は建て替えもできないので、新しいホールなどを建てるのは不可能。

取り壊された跡地は、緑地として生まれ変わる予定です。

 

まとめ

普門館の取り壊しの時期や理由・解体されたその後についてでした。

1970年代初頭から全日本吹奏楽コンクールが行われているので、演奏した人・観に行った人というのは幅広い年代におられることでしょう。

立て替えてリニューアルだと寂しさはないのですが、このまま緑地になるということなので、また1つ昭和の歴史が幕を閉じたことになり悲しいですね。