1月27日の情熱大陸は、『独立時計師 菊野昌宏さん』の特集です。
聞きなれない独立時計師というお仕事。そして、注目されている菊野昌宏さんってどんな人なのか?
経歴や年収、ご家族や購入方法など、ちょっと調べてみました。
菊野昌宏の経歴とプロフィール
まずは菊野昌宏さんのプロフィールから
名前:菊野 昌宏
年齢:35歳
生年月日:1983年
出身校:北海道深川西高等学校
出身地:北海道
職業:独立時計師
幼い頃から手先が器用で機械いじりが好き。もちろん、工作が得意。
高校卒業後は、「勉強が苦手だった」「銃の仕組みが知りたかった」などの理由で自衛隊に入隊。
自衛隊では機械整備の職務に就きますが、「メンテナンスではなく1から物作りがしたい」という思いを抱いていました。
その時、上司に見せてもらった高級時計が機械で大量生産されたものではなく、ネジなどの小さい部品までも人の手で作り上げ組み立てられたものだとういうことに衝撃を受けます。
この時に独立時計師の存在を知り、その道を志すことになりました。
自衛隊を辞めた後、『ヒコ・みづのジュエリーカレッジ ウォッチコース』で時計の基礎を学びますが、ここでは時計のメンテナンスが主で、時計を1から作る技術を学べませんでした。
また、独立時計師になる学校が日本にはなく、独学で独立時計師になる勉強を始めます。
もともと、機械に凝り性なところもあり、和のテイストを盛り込んだ独創的かつ精巧な作りの時計作りが認められ、独立時計師アカデミー(AHCI)に認められて、2013年に正会員となっています。
独立時計師って?
先ほどから出てくる『独立時計師』とはなんなのかと言いますと。
もちろん、日本の学校の資格や免許を取得してなれるものではありません。
まずは協会メンバーの2名から推薦を受け、世界的な見本市に時計を出品し、他のメンバーから問題提起されなければ準会員として認められます。
さらに、最低3年かけて新作を2回発表してAHCIの総会で出席者全員の賛成をもって正会員として認められます。
菊野昌宏さんは2011年に和時計(不定時法腕時計)で準会員となり、2012年にトゥールビヨン腕時計と2013年にオートマタ・アワーリピーターを発表して正会員として認められました。
独立時計師アカデミーに認められた現役職人はわずかに31人しかいません。しかも、菊野昌宏さんは日本人の独立時計師です。
菊野昌宏の時計とは?
菊野昌宏さんの時計は、ネジ1本からデザインや組み立てまで全て自分で作り上げます。
日本的な和のデザインと精巧かつ緻密なメカニズムの時計は安くて5,000,000円(税抜)からです。
その時計がこちら
朔望(さくぼう)
引用:https://www.masahirokikuno.jp/watches/
年間4本受注生産
高いものになると18,000,000円(税抜)の値がつきます。
和時計改
引用:https://www.masahirokikuno.jp/watches/
年間1本受注生産
ちょっと一般人には手が届かない値段ですね(笑)
菊野昌宏の時計の購入方法
菊野昌宏さんの時計を購入しようと思ったら、公式ホームページから受注するとになります。
しかし、ネットでポチッたら買えるというものではありません。
基本的に受注生産で、直接お客様と会って作品の制作工程などをお伝えして、価値を理解していただいた上で購入することになります。
現在(2019年1月)では、2019年の新たな注文を受け付けておらず、受注再開も未定だそうです。
もしかしたら、新たな受注を受けるのは2020年に入ったからかもしれませんが、公式ホームページを毎日のように確認してみないと分かりません。
菊野昌宏の年収
年間、わずか数本しか作らない腕時計ですが、1本の値段は凄まじいので年収はウン千万円あるかと思いましたが、菊池昌宏さんによれば「自衛隊を続けていた方が給料が良いくらい」と話していました。
自分が作りたい時にしか時計は作らず、デザインだけで半年もかかり、材料費もかなり高額のためだそうです。
菊池昌宏の家族は?
奥様はいらっしゃると言うことを、何かのお話で聞いたことがあります。
また、制作に没頭すると水も食事も摂らなくなるので、食事の調整や健康管理には気を付けていらっしゃるのではないでしょうか。
詳しくは奥様のお話しは出てきていませんが、「私と仕事どっちが大事なの!?」なんて言う奥様ではないてましょう。
世界最高峰の職人気質である、菊野昌宏さんを支えてあげれる立派な方ではないかと。
お子さまがいるかは分かりませんでした。もしかしたら、まだ小さくて言ってないだけかもしれませんが。
まとめ
菊野昌宏さんの経歴(プロフィール)や年収・家族についてでした。
菊野昌宏さんの時計を見た感想として「美しい」というのが、最初の感想です。
これは、値段を聞いたからではなく菊野昌宏さんの技術とアイデアがあってこそでしょう。
見てるだけで、こんなにも魅入ってしまう腕時計は初めてです。