2019年1月31日のカンブリア宮殿は、家庭用石油ファンヒーターで11年連続国内シェアトップのダイニチ工業 社長 吉井久夫氏。
ダイニチ工業は、実はファンヒーターだけでなく、加湿器でも国内トップの販売台数と金額を叩き出しています。
吉井久夫氏のプロフィールや経歴
ダイニチの経営戦略など
紹介させていただこうかと思います。
吉井久夫のプロフと経歴
まずは吉井久夫氏のプロフィールや経歴から
名前:吉井 久夫(よしい ひさお)
年齢:72歳
生年月日:1947年1月15日
出身地:大阪府布施氏(現・東大阪市)
高校:新潟県立三条高校
大学:芝浦工業大学
大学卒業後は1969年に吉井電器店に入社し、1973年にダイニチ工業に入社。30代の頃はバリバリ仕事をこなし、開発や資材部門から営業に行き、東京で営業所を立ち上げる。
吉井久夫氏が30代といったら、ダイニチに入ってちょうど10年経ったくらいですね。
その後は、経理や総務部門に移って経営に携わり、常務・専務を経て、1999年に社長に就任しています。
また、吉井久夫氏は愛読家で、ピーター・ドラッカーや松下幸之助、稲盛和夫の経営本をたくさん読んでいたそうです。
経営本を読んでいく中で「真面目であれ」「悪いことをするな」など、読んだ本には同じようなことが書かれていたそうです。
吉井久夫の年収
ダイニチ工業は東証1部上場企業で2018年の売上高201億円、営業利益は8億9千万円という数字を叩き出しています。
吉井久夫氏、個人の報酬は分かりませんでしたがダイニチ工業の9名の取締役報酬が1億7000万円とのことです。
ダイニチの経営戦略
ダイニチは国内主要家電量販店の販売台数が11年連続1位で、シェアは50%を超えています。
しかし、「1位を狙ったわけではなく、よりよくしていった結果だと考えています」と吉井久夫氏は語ります。
ハイドーゾ生産方式
石油ファンヒーターなどは、10〜12月に販売が集中するので、9月までには販売計画の7〜8割を生産しておきます。
残りの2〜3割は、売れる機種や売れない色など市場の動向に注目しながら生産ラインを変えていき、12月末には在庫をなるべくゼロにするそうです。
ほぼ全員が正社員
ダイニチ工業の役500人の社員はほぼ全員が正社員です。しかも、残業を極力減らすことで、17時半に退社。
また、女性社員の育休取得率が100%で、出産しても退職しなくても良いので女性が戻ってきやすい会社です。
このブラック企業が問題視されている現在で、この対応ってすごいことだと思います。
期間工(期間従業員)を雇わない理由としては、正社員にすることで未熟練の社員でも、時間が経てばベテランに高いレベルに育つから。
期間工や派遣労働者ばかりに頼っていると、いつも素人が生産することになってしまいまうからです。
地域で仕事をする
工場を持たずに、外国で作ったものを安く仕入れて高く売れば利益が上がります。しかし、結局は「なんのために仕事をするのか?」を考えるのが重要なんだそうです。
ダイニチ工業には500人規模の社員がいて、協力会社を含めると約1000人がダイニチの製品で働くことができています。全員の家族を含めると数千人、その地域に工場があるだけで数千人の人が生活できることになります。
吉井久夫氏は「これはすごく価値があること」と話しています。
まとめ
吉井久夫氏のプロフィールや経歴、ダイニチ工業の経営戦略でしてた。
やっぱり、トップになる企業って社員が幸せに働ける社長がいてなれるんですね。
こんなの、ダイニチ工業に就職したくなりますよね(笑)
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!