一昔前は、故人となられた人を家族や一族のお墓で供養してもらうのが当たり前でした。しかし、今は故人を弔う方法は火葬してお墓に入ってもらうだけではありません。
故人と常に近くにいて、一緒にいることができるダイヤモンド葬が注目されています。
ダイヤモンド葬となれば気になる値段やサイズ・作製期間についてちょっと調べてみました。
今、お墓がヤバイ
今はお墓の数も足りず、またお墓の購入費や維持費もばかにならず、なかなかお墓を購入することを躊躇ってしまう人もいます。
さらに言えば、自分がお墓を購入して維持ができたとしても、自分が亡くなった時は子供や親戚に継いでもらわないといけない問題があります。
お墓を継いだとしても、その人が維持費を払い続けるという問題があります。1番安いとされる公営墓地の維持費は4,000〜20,000/年ほど。
平均なので、山奥の田舎もあれば東京などの大都市も含まれます。東京に限らず、都心部になればまだまだ値段は跳ね上がるでしょう。
もうすぐ「人生100年時代」となる時代が来ると言われていますから、親が50歳で亡くなったと仮定して。
20,000円×50年=100万円
ここに交通費などを加算すると、200万弱〜400万円とかいってしまうのではないでしょうか。
これを一族代々、払い続けることになります。
また、お墓は定期的に掃除しないといけないのですが、定期的に掃除ができるかと言えば、そうではない場合が多いものです。
例えば、地元は九州なのに関東在住とかになれば、そうそう帰れるものでもありませんね。
ダイヤモンド葬とは
海外では2000年代初頭にサービスを開始し、日本では2005年以降これらの会社の支社が立ち上がり日本からも作製依頼することができました。
遺骨から作られたダイヤモンドは『メモリアルダイヤモンド』と呼ばれ、遺骨に含まれる炭素成分に人工的に熱と圧力をかけて作られる人工ダイヤモンドです。
天然ダイヤモンドは自然界の中で、炭素成分に一定条件の高熱・高圧がかかると生成されます。
実は天然ダイヤモンドもメモリアル(人工)ダイヤモンドも輝きや硬度は同じでプロでも見分けるのが難しいと言われています。
ダイヤモンド葬の費用や価格
やっぱり1番かになるのは価格や費用ですね。
『ダイヤモンド=高い』というのは私たちの頭に刷り込まれているものですね。
費用はダイヤモンドの大きさに比例するのでピンからキリです。
約50万円〜約250万円が目安になります。
大きさは0.2(幅3.8mm)カラット〜1.0(6.5mm)カラット。
カットを入れるか原石のままかで、同じ大きさでも値段は変わってきます。
また、遺骨は全て使う必要はなく60gから製作してくれる会社もあります。
考えたくはないてますが、もし親や妻など近しい家族がなくなった場合は、故人的には全ての骨を使ってダイヤモンドにしたいと考えます。
製作期間は?
会社によって異なりますが、遺骨の受け渡しは郵送か自宅での預かりになります。
作成する期間の目安は3〜6ヶ月と言われています。
この期間が長いか短いかは個人によりますが、一生大切な人と一緒にいれると考えれば短いのではないてましょうか。
まとめ
ダイヤモンド葬の価格や費用・サイズや製作期間でした。
人によって意見が分かれる葬い方とは思うのですが、ずっと一緒にいられるっていうのは魅力的かなと。
正直、値段うんぬん置いても、ダイヤモンド葬は考えちゃいますね。