こんにちは!ほしです☆
2008年北京パラリンピックで義足の陸上選手として日本人初の銀メダルを獲得して、一躍時の人となった山本篤選手。
前回のパラリンピックでは走り幅跳び銀メダル、4×100mリレーでは銅メダルを獲得して、東京オリンピックでは金メダルを期待しちゃいますよね。
この記事では山本篤選手の嫁や子供、障害の原因や義足の値段について調べてみました。
山本篤のプロフィール
まずは山本篤選手のプロフィールから。
名前:山本篤(やまもと あつし)
生年月日:1982年4月19日
年齢:37歳(2019年8月時点)
身長:167cm
体重:59kg
出身地:静岡県 掛川市
種目:走り幅跳び・100m・200m
山本篤選手の凄いところは37歳という、失礼ながらアスリートとして全盛期を超えながらも記録を伸ばし続けているところ。
山本篤選手が陸上競技を始めたのは19歳の頃。
小さな大会で走る義足を初めて見て、カッコイイと思った。
たまたま義足を借りれる機会があり、ピョンピョン跳ねる感じがコレなら速く走れるんじゃないかと思った。
やりたい気持ちでいっぱいになった。
インタビューではこのように、陸上競技を始めたキッカケを話されています。
オフィシャルサイトでは、所属は『スズキ浜松アスリートクラブ』となっていますが、2017年9月にスズキ浜松アスリートクラブを運営するスズキを退社して、10月から新日本住設とスポンサー契約を結びプロに転向しています。
山本篤が障害となった原因は?
山本篤選手は小さい頃から運動神経抜群で、小学生では少年野球・中高とバレーボールをしていました。
しかし、掛川西高校でアタッカーとして活躍していた高校2年製の春休み、スクーターで事故を起こして左脛骨粉砕骨折という重傷を負います。
脛骨はスネの骨で、入院後に壊死が始まったため1度目の手術で膝から下を、2度目の手術で膝から上の切断を余儀なくされました。
高校生で脚を切断しなくてはならないのは、精神的にも肉体的にも負担はかなりのものだったと思います。
1度目の手術後は不安から1日中泣いて、2度目の手術の前には立ち直っています。
さすが、世界で戦うアスリートのメンタルは常人には考えられないほど強いですね。
義足の値段は?
私が気になってしまうのは陸上用の義足のお値段。
もちろん、日常生活で使う義足と競技で使う義足は全くの別物です。
陸上用の義足のことを通称『板バネ』と呼び、地面からの反発を利用して走ったり・跳んだりできるように強度の強いカーボン製で、バネのような形をしています。
日常生活で使う義足は足の形になっているので靴下も靴も履かせることもできます。
また、日常生活用と競技用の義足を固定するネジは同じネジなので、私たちが思っているよりも簡単に付け外しが可能です。
で、お値段なんですが。
- 膝から下のカーボンは1年でヘタるので、1年ごとに20〜30万円。
- 膝の部分は2年でヘタり、2年ごとに30万円。
- 脚を入れる部分が2〜3年でヘタるので、2〜3年ごとに40万円。
バネ板1つで約100万円かかり、かなり高額ですが全て自己負担となります。
山本篤選手は「これがないと世界で戦えないので、出し惜しみできない」と話しており、今でこそ山本篤選手は数々の成績を残しているので数多くのスポンサーがついて援助してくれます。
しかし、競技を始めた19歳の頃はご両親がサポートしてくれたそうです。
我が子、しかも障害を持ってしまったとなれば、少しでも前を向いてくれるなら100万円という高いお金がかかろうと、我が子がしたいことをさせてあげたいって気持ちだけで涙が出そうです。
山本篤に嫁や子供は?
山本篤選手が結婚されているのか・お子さんがいるのか調べてみました。
山本篤選手は結婚されており、奥さんの「幸子さん」と、2018年3月に第1子である息子の「駿汰(しゅんた)」くんを授かり3人家族。
駿汰くんの存在は、競技を続けるモチベーションとなっており、駿汰くんとウイニングランすることも1つの目標。
ただ、東京パラリンピックでは駿汰くんが2歳半なので、駿汰くんが覚えてくれるまではまだまだ競技を続けないといけないかもしれませんね。
山本篤のこだわり
山本篤選手にはこだわりがあり、ジャンプのフォームや走ってるフォームなど、カッコ良さをすごく大切にしているというこだわりがあります。
当然ながら、速さとか遠くに跳べるということが第1条件ですが、合理的かつカッコよく跳べる・走れるというのをすごく意識されています。
これも小学生や中学生の子供たちが義足となり、陸上を始めた時に「山本選手のようになりたい」と思ったらカッコいい姿がすごく大事なことだと山本篤選手は考えています。
これも、義足の陸上競技をたくさんの人に知ってもらいたい、障害者=「可哀想」ってイメージを打破したいという思いからです。
だからこそ、世界で戦うトップアスリートでありながら、イベントや講演に積極的に参加されています。
またフォームだけではなく、山本篤選手のトレードマークであるボウズ(本人はハゲと呼ぶ)・サングラス・ヒゲもカッコ良さを意識してのこと。
3日に1度自分でバリカンで頭を剃り、「ハゲ・サングラス・ヒゲで、パラ陸上の山本篤ってなってくれてら」と話されています。
まとめ
パラ陸上競技の山本篤選手についてでした。
競技をしている姿だけでなく、普段のカッコ良さも意識して、成績を残しながらパラスポーツの普及まで力を入れてるなんて、そんなの応援するしかないですよね。
東京パラリンピックでの金メダル、期待しています!!