今回のお話しは、最近急激に実力を伸ばしているかるらとマトラの修行の秘密に迫るお話し。
太極老子
雲雀と狭霧は、かるらとマトラの霊力が急激に伸びたため、どんな修行をしているか気になり質問する。
特に、かるらは超越者級と言っても過言ではない実力を備えつつあった。
かるらは秘密にしようとしていたが、マトラがアッサリと『太極老子』に修行をつけてもらっていることを明かしてしまう。
かるらとマトラは、最初はかつてコガラシと互角に戦った妖怪『ザクロ』を探していたが、今は平行世界で暮らしているため会いに行く方法がなかった。
そこで、ザクロの師である太極老子なら中国にいることを知り、2人で会いに行った。
中国の山奥に行くと、小さな可愛いパンダの姿をした太極老子がいた。
太極老子は可愛すぎるので、幻術で恐ろしい姿に化けているが霊装結界を纏っているためかるらとマトラには本来の姿が見える。
あまりの可愛さに老子の頭を撫でで愛でていると、軽い蹴り1発で2人の霊装結界が吹き飛ばされてしまう。
とにかく、2人は太極老子の修行を受けれることに。
かるらvsマトラ
修行をつけてもらうことはできたものの、2人があまりにも物覚えが良すぎてネタが尽きてきた太極老子。
そこで、かるらは超越者並みに強くなる修行をしてくれるよう頼み込み、マトラもノリ気になる。
しかし、超越者になるには修行だけではなく、才能も必要。
かるらもマトラの才を認めつつ、太極老子は2人にそこまでの実力を感じなかった。
一時的な強化の術である『煉丹術』は、以前太極老子から教えてもらっている。
しかし、煉丹術は超越者に比肩する霊力を得られるが、あくまで「一時的」。
そもそも、太極老子は霊力強化の術は煉丹術しか知らず、ましてや超越者になるための修行なんて知らなかった。
しかし、「それでは、幽奈に勝てるまで何百年かかるか分からない」と焦るかるら。
そんなかるらを見て、太極老子は1つだけ超越者になる方法があることを教える。
それは、太極老子が憑依すること。
超越者である太極老子が憑依すれば、超越者級の力を得ることができる。
今まで、何人もの人間や妖怪に憑依して力を貸してきた太極老子。
中には、英雄と称された者も少なくない。
しかし、ここで問題が1つ。
太極老子が憑依する依代としているのは常に1人と決めている。
そのため、かるらとマトラが戦って勝者にだけ依代と認めることになる。
今までかるらとマトラが欲しいものがかぶることなく、上手くやってこれた2人が闘うことに。
単純な霊撃戦ではマトラの実力の方が上で、すぐに後ろから首を絞められてピンチになるかるら。
しかし、起こした竜巻を自分ごと当てて、マトラから逃れることに成功。
最後にケンカしたのは、小さい頃にクリスマスケーキに乗っている板チョコを取り合った時。
お互いに本気ではなかったと言い張り、かるらとマトラは初めて本気の勝負をすることになる。