ネタバレ

進撃の巨人最新刊27巻のネタバレと感想!裏切りと真意とすれ違い

マーレの戦いにみんなを巻き込み、帰りにガビにサシャを殺され困惑する調査兵団。

エレンへの不信感も爆発寸前の101期の同期たち。

 

パラディ島の進む道は?

港が完成して初めて外国の要人、ヒィズル国の特使キヨミ・アズマビトをパラディ島に招き入れ、キヨミはミカサの腕の印がヒィズル国が失った一国の主の末裔であり、希望だと教えてくれた。

 

また、キヨミはジークとも密会をしており

‣自分(ジーク)が真のエルディア復権派であること
‣個人的に調達した立体機動装置を渡す
‣パラディ島の地下資源である氷爆石にはかなりの価値があること

そもそも、儲け話もなしに危険なパラディ島に踏み込むバカはいない。狙いは価値が高い郡爆石。

 

その上で、ジークはパラディ島と他の国との間には100年の遅れのある軍事力を埋めるため

①地鳴らしの破壊力を一部、世界に見せつける
②ヒィズルがパラディ島の軍事力を水準並みにする
③王家は任期の13年間のうちに出来るだけ子供を産んで、巨人の力を継承する

この3つの過程が必要となるとキヨミに説いた。

 

こんな家畜みたいな生き方をエレンが受け入れるわけがない。

また、地鳴らしは確かに強力な兵器だが、それでは王家は暗殺の危機と親から子へ食わせ続け継承しなければならなくなる。

これも、エレンがマーレに単独で戦いを挑んだ1つの理由だと考えられる。

 

マーレ人の現状

反マーレ派義勇兵のイェレナ達は、今まで知識や技術をパラディ島に教え友好を示し続けてきた。

マーレからイェレナ達が大量に奪ってきた巨人化の薬を、ピクシスはジークの人質とするために銃を突きつけ奪い・軟禁することになる。

ジークはリヴァイ達調査兵団数人とともに巨大樹の森で過ごすことに。事実上軟禁。

ガビとファルコンは牢屋に入れられていたが、牢番を騙しレンガで半殺し(死んでるかも)にして逃げ出した。

 

同じ頃、ヒストリアは同じ地で育ち、孤児院を手伝っていた青年との間に子供を妊娠していた。

引用:進撃の巨人27巻

 

このことに苦言を漏らす側近たちもいたが、今まで苦労を重ねてきたヒストリアの色恋沙汰までには口をはさめない。

 

エレンへの不信感

104期訓練兵はエレンが今までのエレンではないことに困惑していた。

かつては、始祖の巨人の継承についてミカサ・ジャン・コニー・サシャらそれぞれが自分が継承することを譲らなかったが

 

オレはお前らに継承させるつもりは無い
お前らが大事だからだ
他の誰よりも・・・・

恥ずかしくなり皆で顔を真っ赤にしたあの頃

 

そんなエレンは今もみんなのことを思っていると主張するミカサ。

しかし、サシャが死んで笑ったエレンが許せないコニーはエレンを憎んでいるようにさえ見える。

ミカサとアルミンはエレンと3人で話して、真意を確かめることを提案する。もし、エレンがジークと思惑を同じとするなら、信頼できる誰かを巨人にしてエレンを食わせて始祖を継承させる。

 

一方、マーレは獣の巨人の死骸を調べ上げ、ジークは自分たちを騙してパラディ島の勢力と手を組んだことを見破る。

ライナー・ピーク・ガリアード達はパラディ島の奇襲を提案。

 

逃げ出したガビとファルコンは川のほとりで言い合いをしていると1人の少女が現れ、牧場へと案内して朝食をご馳走になる。

 

パラディ島の混乱

キヨミは氷爆石を燃料に飛ぶ飛行艇を持って、再びパラディ島を訪れる。

パラディ島では、エレンや義勇兵が拘束・幽閉されたことやお金が兵団に集中していることなどに市民や新聞社、リーブス商会までもが不信感を爆発させてハンジの元に集まっていた。

 

エレンが幽閉されたことを漏らしたのは、新兵3人とフロック。4人は何も悪びれることなくエレンの解放だけを要求した。

しかも、情報を漏らした新兵の1人は以前ミカサに命を救われた少女だった

 

ガビとファルコンは偽名を使い、牧場で手伝いをしていた。下手に動くよりも大人しく助けを待つことを選んだファルコンの提案だった。

この子供の多い牧場は孤児が集まっており、川から2人を連れてきてくれた少女は何かと2人を気にかけてくれる。

しかし、少女は2人がマーレか来たことをあの川で聞いて知っていた。

 

自分たちを利用しようとしていると考えたガビは、少女を殺そうとするがファルコンが必死で阻止。

少女はそんなガビを怒ることもなく、4年前自分が住んでいた村に2人を案内した。

 

4年前、巨人を見て逃げ出した村人は足の悪い少女と母親を置き去りにしたため、母親は目の前で生きたまま食べられた。

実はガビたちを助けた少女は、サシャが助けたあの少女だった。

 

巨人に村を襲われた理由が、マーレによる威力偵察であることをファルコンは少女に話した。

その村を襲ったのがラガコ村にジークの脊髄液の入ったガスを撒き、巨人化させジークが操った巨人と思われる。

 

軟禁された義勇兵

ピクシスはイェレナからエレンと密会していたことを聞き出せた。しかし、イェレナの行動はエルディアのことを想ってのことてあると説明するが、なんか嘘が入ってる予感。

一方、ハンジはオニャンコポンに会いに行き、イェレナがエレンと密会していたことを告げる。

しかも、義勇兵を疑ったマーレ人を容赦なく射殺していたイェレナが、パラディ島では極力殺さないことに努め、兵政権に逆らってまでマーレ兵の人権を主張していた。

この変わり様に疑問しかない2人は何やら行動を開始する。

 

国民の反発

兵団支部全域を民衆が取り囲んで、デモというより暴動に近いものが起きていた。そのほとんどはエレンの解放を要求している。

ミカサとアルミンはザックレー総統に、エレンとの面会を懇願したが却下された。ザックレーの見立てでは、エレンはジークに操られている疑いがあることが原因だ。

2人が部屋を出てすぐザックレーの部屋が何者かに爆破され、ザックレーは死亡してしまう。

 

その夜、エレンが地下牢から脱走し、フロックと数人の兵士と合流。ジークの居場所の特定に向かった。

引用:進撃の巨人27巻

 

揺れる兵団を横目に、ピークがすでにパラディ島の街中まで侵入していた。

 

まとめ

ピークが街中まで侵入しているということは、奇襲作戦の準備が整ったということでしょう。頭の切れるピークが1人侵入するとは考えられないし。

ジークや義勇兵と兵団は完全な1枚岩ではないことが分かりましたね。てか、マーレ軍どころか国民とも溝ができちゃいましたし。

こんなガタガタの状態でマーレ軍に攻め込まれたら、瞬殺じゃないでしょうか・・・