交流会が始まる前、釘宮に「真希さんのこと、どう思う?」と、どう答えても角が立ちそうな質問をされる虎杖。
術式うんぬんは分からないが、ケンカは強い。それは歩き方だけで虎杖が気づくほど。
厳しくも面倒な禪院家は、勘当した真希の昇級を邪魔しているため、強さに関係なく4級止まり。
強い術師になったとしても、1度否定した人間を簡単に認めることはできない。
しかし、交流会で活躍して真希の名前が広まれば、いくら禪院家でも圧力をかけるのは難しくなる。そのために、まずは団体戦の勝利が必須となり、力が入る釘宮と虎杖。
真希には会話が聞こえており、表には出さないが恥ずかしいような嬉しいような感情だった。
以前、西宮に釘宮がキレた理由がちょっと分かったような気がします。
真希(姉)と真衣(妹)の姉妹対決。
1年生が自分のために頑張ってくれていることを思い出し、戦いの最中なのに笑みが溢れる真希。
それが気に入らない真衣は、リボルバー式の拳銃に弾丸を込め、至近距離から発砲。
刀で弾き死角に隠れる真希。
死角に逃げたふりをして、真衣が乗っている枝を切り落とし、下で待ち伏せしてわき腹にキツイ1発をお見舞いする。
幼少の2人
話しは姉妹が幼少だった頃に遡る。
禪院家の中では、術式どころか呪いも見えない真希の話しで持ちきりだった(悪い方の意味で)。
自分より劣っているのに、そんな会話巻きにする様子もない真希。
呪いが見える真衣は呪いがいると怖くて道すら歩けないが、真希は呪いが見えないので手を引き一緒に歩いてくれた。
昔から不安なんてないみたいに、未来へとズカズカ突き進む真希を真衣は大嫌いだった。
成長した真希は禪院家の当主(父親?)に家を出て、いつか禪院家の当主となるために戻ってくることを伝えると、当主は大笑いし、相応の試練を与えることを宣言する。
おそらく、これが真希を4級に留めるような嫌がらせのことだと思われる。
決着
真衣が6発撃ったのを確認して、リロードの前に距離を詰める。
しかし、銃弾は発射され、真衣は鼻血を流している。
実は真衣の術式は構築術式。
己の呪力を元に物質を0から構築する。
「領域展開」における結界内での生得領域の具現化とは異なり、構築術式で1度生成された物質は術式終了後も消えることはない。
それ故に呪力消費が激しく、体への負荷が大きい。真衣には1日1発の弾丸を作るのが限界
分かりやすく弾切れと思わせて、油断させるためのリボルバー。
勝利を確信した真衣だったが、真希は素手で弾丸をキャッチした。
本来、術式を持って生まれるはずだった真希は術式と引き換えに人間離れした身体能力を手に入れた。
これは禪院家では認められないが、真衣にはない才能だった。
弾切れとなり・術式も止められた以上、真衣に勝ち目はなく刀を突き付けられる。
本当は呪術師になんてなりたくなかったこと
真希が頑張るから自分も頑張るしかなかったこと。
努力も痛いのも怖いのも、うんざりなこと。
禪院家でコキ使われても、適当に生きれば良いこと。
一緒に落ちぶれてくれなかったこと。
今まで言えなかったことをぶちまけた。しかし、真希は家にいたんじゃ、自分が嫌いになってしまうからという理由で家を出た。
幼い頃にした約束。
引用:ジャンプ6・7号 呪術廻戦 42話より
絶対手を離さず、自分(真衣)を置いていかないこと。
それに対し、真希は「当たり前だ!姉妹だぞ」と返すも、実際は自分を残して家を出た。
真衣はただ、真希に一緒にいて欲しいだけだった。
まとめ
ちょっと切ない姉妹対決でした。
まさか、1話で決着するとは思っていませんでしたが、真希が強すぎましたね(笑)