銀鏡(しろみ)と対峙する焔魔堂家。
ろくろも呪力が底をつきそうな状態で、銀鏡を倒せるのか?
♯61 焔魔堂家VSしししし銀鏡
仕切り直して構えるろくろだが、少ない呪力では双天破神焔魔炎撃拳(ツインバスターフランベルジェ)の活動時間は保って2分。
それでも、みんなを逃がそうとするが、ありす・新喜多・越方・山女原の他のメンバーは銀鏡相手にろくろと共に最後まで戦う決意を見せる。
4人は力を解放した銀鏡を式神や術を使い、ダメージを与えるわけではなく隙を作り、ろくろは双天破神焔魔炎撃拳(ツインバスターフランベルジェ)を発動し、銀鏡に星命咆哮連弾(スターバーストストリーム)をクリーンヒットさせ活動が止まる。
決着したかに見えたが、銀鏡は大ダメージを負ったもののろくろの腹を貫き形勢が逆転。
同時に婆娑羅の四皇子(しおうじ)・臥蛇(がじゃ)・石鏡悠斗(いじか ゆうと)が出現。
陰陽師たちも迎撃部隊の準備を整え、悠斗の前には陰陽頭 土御門有馬(つちみかど ありま)が立ちはだかる。
♯62 獅子奮迅 陰陽頭
有馬が登場し自分に(有馬)が殺された後、陰陽師たちがどんな顔をするのが楽しみで仕方ない悠斗。
有馬は術を発動し、悠斗はそれをそのまま返し、お互い実力を探りながら戦闘を開始。
腹を貫かれたろくろを円陣を組むように壁となり守ろうとする焔魔堂家のメンバーは、どうにか回復させようとするが銀鏡にいたぶられて全員倒れてしまう。
この光景に激怒したろくろは右腕から呪力が溢れ、銀鏡に一撃加えようとするとある人物によって制止される。
加布羅(かぶら)との戦闘で父親や兄、膳所(ぜぜ)を失った千鶴は救援を待っていると、近づいてくる人物が。
進行中の四皇子と臥蛇の前にもそれぞれ立ちはだかる人影。
計5ヶ所に現れたのは全員有馬で、ろくろたちの所以外は全て式神。
有馬は結界で焔魔堂家を囲み、傷の手当てをさせながら銀鏡と対峙する。
♯63 戦う理由、死ぬ理由
遅すぎる有馬の救援に文句を言おうとした千鶴だが、鳴海の遺体を見て悲しそうな顔をする有馬に何も言えなかった。
式神といえど悠斗や婆娑羅相手に互角以上の戦いをする有馬。
本体はというと銀鏡の追撃を許さないほど、圧倒的な強さで追い詰めていく。
戦いの最中、焔魔堂家に有馬の息子であるありすがいたことを思い出し、無悪(さかなし)が自分を餌にして有馬をおびき寄せた事に気付く。
怒りで何とか有馬に一撃喰らわせるが、有馬の術の前に半身が割かれ氷漬けとなって敗れてしまう。
陰陽師たちは、なぜ有馬本体がろくろたちの所に駆けつけたのか疑問だった。
順当に考えれば自分子供がいるからという理由だろうが、そんな感情で動く人物ではないことは分かっている。
もっと何か先を見越した上での行動ではないかと考えていた。
銀鏡と決着をつけた有馬の後ろから、殺気をぶつけ有馬・ろくろ・ありすに自分の死を見せる無悪が登場。
有馬もまた、無悪に殺気をぶつけて傷を負った姿を見せ、戦いの火蓋が切って落とされようとしていた。
♯64 絶対平行線上の有無
婆娑羅の2位無悪は銀鏡を有馬にぶつけることで、呪力を消耗させたところで有馬を殺そうと画策していた。
無悪は触れたものを亜空間で飲み込む黒極呪儡(こくぎょくじゅらい)を発動。
防ぐことも逃げることもできない に苦戦する有馬だったが、総天無限腕(そうてんむげんかいな)を発動し無悪の顔面に拳をクリーンヒットさせるが殴った有馬の方が拳が砕けてしまう。
立ち上がった無悪は陰陽消滅(アンチェイン)を発動し、有馬も蓮華王・千手千眼観世音菩薩姥陀羅尼(れんげおう・せんじゅせんげんかんぜおんぼさつもだらに)を発動。
しかし、有馬が攻撃を加える前に無悪は有馬の上半身と下半身を真っ二つにして殺してしまい、同時にそれぞれの戦いの場にいた有馬の式神も消失。
式神がいなくなった悠斗と婆娑羅の杠(ゆずりは)は現と禍野をつなぐ白大鳥居に到達。
無悪は杠に仕込んだ甘露門を発動し、ゲートとなった杠を通って無数のケガレが土御門島へと侵攻を開始してしまう。
まとめ
「有馬が死んだの!?じゃあ、陰陽師たちの負けやん!!」となる17巻でした。
しかし、有馬のことだから死んでないと思いつつも、本体が真っ二つにされたんじゃなぁとの思いも。
そして、また紅緒が全く登場しないというね(笑)
どうなってしまう18巻!?
ちなみに、18巻は3月14日発売予定です。
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