ブラッド・カーニバルは龍星がガルシアに左目を抉られて、そのガルシアにキー坊が「蓮華・菩薩拳」で殺して幕を閉じた。
龍星の裏切り
米軍はガルシアの遺体を回収し、キー坊・オトン(静虎)・尊鷹もヘリに同乗して会場であるタンカーを後にする。
鬼龍はブラッドカーニバルの仕掛け人であるマクマレン長官の元を訪れて、キー坊との立会いで一時的に仮死状態となり蘇生したこと、そしてガルシアも仮死状態であり死んでないことを明かす。
蓮華・菩薩拳は仮死状態にするだけの殺法で、オトンはヘリの中でガルシアを蘇生し、鬼龍はマクマレン長官を殺害。
一段落したと思いきや、龍星は病院を抜け出して行方不明となる。
フランス パリの美術館では鬼龍と龍星の親子が対面。
龍星はガルシアによって左目を失明し、右目も0.01と弱視となってしまったのは、自らの甘さと弱さが原因だと痛感。
このことがあり、龍星は大恩があるオトンに対して自分がどこまで非常になれるか試してみたくなり、鬼龍と龍星のターゲットはオトンと決まる。
しかし、死んだと思っていた父親である鬼龍を目の前にしても、何の感情もわかない龍星は鬼龍に攻撃するが、簡単に避けられ拳を掴まれて身動きできず。
鬼龍は龍星を本物の龍として育てることを決意した。
ガルシア脱走
蘇生した後、ガルシアは超優秀な兵士として公にできないような重要な任務に就いていると思っていた宮沢家。
しかし、実際は沖縄の米軍基地でただの臓器提供のドナーとして酷い扱いを受けていた。
しかし、ガルシアは2回目の手術直前に医師を殺して脱走。
龍星の育成
「龍は闇の中で成長する」ということで、龍星は暗闇の中で元プロボクサーのドリスと対決。
暗闇の中でドリスを捕まえられず最初はボコボコにされる龍星だが、オトンの技で相手の気を察知し潜在能力を開花。
ドリスの拳を全て避けると、目を上がった後に顔を踏み潰して龍星の勝利。
しかし、龍星は何の感情も湧かず、鬼龍も龍星になんの声もかけなかった。
ガルシアを狩る男
ガルシアは泳いでキー坊たちの道場近くの海まで到着し、宮沢家に匿ってもらう。
マクマレン長官の後釜についたブラック長官は、ガルシアを殺すためにジム・スヌーカを呼び寄せる。
スヌーカは今までに現在よりも強いガルシアの兄弟を3人も殺した男であり、強いだけでなく魔法が使えるとか(ブラック長官談)。
ガルシアは突然変異で全ての臓器が強靭にできているが、鬼龍はガルシアの心臓を欲しがっている。
目的は唯一の娘である優希にガルシアの心臓を移植するため。
スヌーカはガルシアに埋め込んだマイクロチップの信号を頼りに、潰れたボウリング場に辿り着くがそこにはキー坊が待ち構えていた。
マイクロチップはガルシアが自ら体内から取り出し、キー坊がスヌーカと対決。
一進一退の攻防だったが、スヌーカの目を見たキー坊は催眠状態になり、動けなくなる。
そこへ駆けつけたオトンの声で我に返ると、オトンと共闘するつもりだっが、ガルシアがいないと分かるとスヌーカはその場を後にした。
スヌーカ強襲
ガルシアは尊鷹に守られており、タイヤの積まれた工場を隠れ家にして守られていた。
そんな時、鬼龍が日本に到着。
新宿のホテルでスヌーカと合流すると、そこにキー坊の行動を逐一チェックしていた木場が現れる。
キー坊とオトンも尊鷹とガルシアに合流。
ガルシアは隠れ家に迷い込んできた猫を抱きかかえ、心が芽生えてきたように感じる。
そこへ鬼龍から電話が来たと思いきや、タイヤに火を付けられて隠れ家は炎上。
その混乱に乗じて、スヌーカがガルシアを強襲するが、猫をかばうガルシアはいつもの動きができない。
そこへ尊鷹が間に入ってガルシアをかばうが、カメラで様子を観ている鬼龍は尊鷹を偽善者と蔑み、その隣には龍星がいた。
まとめ
キー坊は鬼になったわけではなく、同じ敵同士だった鬼龍と手を組んだだけで灘神影流に戻ってきたし、鬼龍も死んでいませんでしたね。
- これからガルシアがどうなるのか?
- 龍星は本当にオトンたちを裏切ったのか?
見ものになってきましたね。
TOUGH 龍を男14巻は9月19日発売です。