今回のゆらぎ荘の幽奈さんは、狭霧がコガラシとデートをするお話しです。
狭霧デートに誘う
放課後、偶然にも下駄箱でコガラシと会った狭霧は2人で下校することに。
最近、ゆらぎ荘も人が増えたため幽奈は仲居さんと夕飯を作るために先に帰っている。
ゆらぎ荘の人が増えれば増えるほどコガラシと2人きりになるチャンスはなく。
コガラシと同じ場所でのバイトも考えたが、誅魔忍は突発的に任務が入るため定期的なバイトは難しい。
何より、修学旅行でのコガラシの取り合いと千紗希の件から、コガラシに対して皆どうにも攻めあぐねていた。
考えてみれば、コガラシに告白してしまった以来、2人きりになっていないことを考えると、(2人きりで)下校している今が千載一遇のチャンス。
しかし、色々考えている内にコガラシはバイト先へ行くために別れようとした時、狭霧は咄嗟にデートの約束を取り付ける。
コガラシとのデート
数日後
私服で髪を下ろした狭霧は街の男たちが振り返るほど可愛く、コガラシは一瞬狭霧だと気付かなかった。
デートに行こうとした時、コガラシから「今日はどんな任務なんだ?」とまさかの一言が返ってきた。
コガラシはデートのためではなく、誅魔忍の任務の手伝いと思って来てくれたのだが、狭霧は今までの自分を省みると仕方ないと感じていた。
狭霧は「誅魔忍がなぜ忍具を髪飾りにしているか?」という話しをする。
忍具を髪飾りにするのは誅魔の里に伝わる基本的な修行法の1つで、霊力で忍具を具現化させ維持させるためとその適性を図る。
同時に日常的に行うことで、どんな時でも忍具を扱えるよう体を慣らす大事な修行だった。
しかし、今日は忍具の髪飾りを外して任務ではなく、コガラシと一緒に居たいと思っていた狭霧は頬を赤くしてコガラシに説明した。
しかし、デートに慣れていない狭霧は
- 開始早々に車道に飛び出してコガラシに助けてもらったり
- ボーリングの球をコガラシの顔面にぶつけたり
- ジュースをコガラシにブチまけてしまう
など、狭霧らしくない失敗を重ねてしまう。
任務遂行
失敗を重ねてしまったことに落ち込む狭霧だが、路地裏に何か入っていくのを目撃して後を追う。
それは嵐蝗(あらしいなご)の幼虫の群れで、狭霧の服を破いてしまう。
同時にうららから嵐蝗の撃退の緊急任務が入り、コガラシと後を追う。
狭霧の『雨禁獄(あめきんごく)』で嵐蝗の群れを閉じ込め、コガラシの一撃で撃退。
こうした任務ではコガラシと言葉を交わさずとも上手くのに、デートでは失敗ばかりで「自分はデートよりも任務の方が性に合ってる」と言い出す狭霧。
しかし、狭霧は誅魔忍になるために子供の頃から鍛えてきた忍術とデートでは「まるで経験値が違う。デートの仕方だって鍛えればいいんじゃねーか?」と優しくフォローしてくれた。
狭霧は再び神を下ろすと、少し強引にコガラシを服の買い物に連れ出した。
まとめ
久しぶりに狭霧が主役でよかったのもありますが、前回までエロ全開って感じだったのでホッとするお話でした。