ネタバレ

アクタージュ最新話【46話】のネタバレと感想!最終幕の阿良也

巌が見出した夜凪と阿良也という天才によって、アキラまで覚醒し銀河鉄道は今までにない舞台となった。

そして、銀河鉄道の旅は最終幕に向かって動き出す。

 

進化

最終幕直前の控え室、阿良也はちょっと前のことを思い出していた。

夜凪が主演の1人になると言われ、期待もしてないし早すぎると思ったこと。アキラまで来て、巌の裁量に苛立ちすら覚えてこと。

しかし、結果は2人は思いもよらない進化を遂げた。

 

阿良也自身、他人の成長がこんなにも嬉しいものだと初めて知る。天才と言われた阿良也は自分すらも安く見積もっていた。

そして、今たしかに自分がもっと進化できることを確信し、今日・自分に・証明するのだ。

巌勇次郎の1番が自分(阿良也)であることを!!

引用:ジャンプ3号  アクタージュ  46話より

 

アキラもまたそんな阿良也を見て、純粋に観客として舞台を観たいという欲求が湧き上がってくる。

巌裕次郎に見出された演劇界の怪物(阿良也)巌裕次郎の意思を託された新人(夜凪)のクライマックス。

 

お別れの銀河鉄道

最終幕開始のブザーが鳴っても、ルイは泣いていた。

カムパネルラ(夜凪)が死んでいることに気付いていないジョバン(阿良也)。

ルイのように子供はジョバンニに感情移入してしまう。

 

しかし、それは物語の性質上当たり前のように思えるが、当たり前ではなく純粋な少年を演じきれる阿良也の高い演技力のおかげで成立しているのだ。

ただ、そう思わせないのは阿良也演じるジョバンニがあまりにも自然で、観客に上手いとすら思わせないから。

 

最終幕は今までの列車のシーンとは違い、瞳から生気すら感じさせない別人のジョバンニが登場する。

観客に「何があった?」と思わせ、舞台に釘付けにする見事な演技。

 

ここからはジョバンニが家にいた時の回想シーン。

本来は物語の序盤にある病気の母親との会話を、最終幕で一人芝居で演じている。

感情とは時間によってありようが変化するものであり、阿良也はそれを時系列によって完璧にコントロールしていた。

まるでタイムトラベラーのように。

 

食事をしながら母親と話すシーンから、少しずつ舞台が暗くなり、暗転と同時に一瞬で銀河鉄道の中に戻る。

さっきの登場シーンとは違って、とても嬉しそうにカムパネルラと話すジョバンニ。

 

カムパネルラといる時とそうでない時の感情の揺れ幅が、危うさを覚えるほど大きい。これが、物語が順調に進んでいるのに、観ている者に胸騒ぎを覚えさせる原因だろうか?

 

ねぇ  カムパネルラ
僕達ずっと一緒にいようねぇ

ジョバンニの言葉に何も返さないカムパネルラ。とうとう、銀河鉄道の終わりとお別れと時が、、、、

 

まとめ

最終幕でとうとう銀河鉄道が終わるのは分かりますが、(全員じゃないんでしょうけど)観客は胸騒ぎしているのでしょうか??

夜凪がもしや何かやらかすかも・・・・・